ステージゼロ出場
並木学院高等学校eスポーツ部は昨年12月に創部したばかりの新しい部活。(その時の話はこちら)
彼らの合言葉は「ステージゼロの決勝会場に立つ」
そのためにもてる時間をすべてリーグオブレジェンド(LOL)というゲームに費やし、練習に練習を重ねてきました。
他の学校のeスポーツ部と違うところはパソコンを家で持っていない生徒が多いため練習時間の確保が難しいところ。
だから冬休みも、春休みも、学校が開いている日は登校し顔を合わせて練習をしてきました。
だからこそ生まれた本校武器が「連携」
どこにも負けない仲間との「連携」を手に入れ、目指していた大舞台、ステージゼロの予選会に出場しました。
【ステージゼロ予選】
前日はすごい緊張感をもって練習していたメンバーは迎えた当日、部室でとても楽しそうにリラックスした様子。控えの選手たちと一緒にわいわいといい雰囲気を作っていました。
(なんだかいけそう。)そんな雰囲気が生まれていました。
そして初戦、相手は格上。事前に念入りに相手の研究をして、作戦を練り、練習を重ねていただけあって、序盤からに有利にゲームを進め、あっさり勝ちました。
これに勢いづいたメンバーは次もあっさり…とはいかず、とても長い戦いとなり、泥試合。何とか泥臭い戦いを制し、2勝を挙げました。
3回戦は日を改め、別日で行われました。この日もリラックスムードで迎えたメンバー。勝てば中国四国ブロック3位以内確定と、大切な一戦。
相手は以前練習試合でお手合わせをした相手。その時は勝っている。
だけれど選手達は全く隙を見せず全力で戦うよう、相手を完全に調べ、作戦を立て、本番に挑みました。
そして…とうとう、創部半年で中四国ブロック準決勝進出!
さすがに勝った瞬間、全員から拍手と歓声が上がりました。
そして準決勝。これまで手合わせをしたこともないような格上。
ただこの半年で培った、連携で乗り切る! そういった作戦でした…が、それぞれに各個撃破され、連携や作戦も自由にさせてもらえないまま負けてしまいました。
この時メンバーの一人が涙を流し、崩れ落ちました。
彼は「勝負は嫌だ、楽しみたい」とサッカーをやめた過去がありました。
彼は後日、一言、「勝負っていいですね」と語ってくれました。
今回は本当に本気で一生懸命になれるものに出会えたからこそ涙が出たんだと思います。
たかがゲーム。そう思う人は多いかもしれません。
でも並木学院のeスポーツのメンバーの様子を見た後、その考えは変わると思います。
青春をゲームにかけた生徒たちをぜひ見ていただきたいと思います。
そのためにも、次の大会に向け猛特訓中です。ぜひ、応援よろしくお願いします。
最後に、部員全員へ。中四国ブロック3位おめでとう! 決勝大会にまではいけなかったけれど、ものすごい快挙だったと思います。
これからも勉強に部活に頑張ってください。 by eスポーツ部顧問
#eスポーツ部 #広島 #通信制高校 #ステージ・ゼロ