並木学院高等学校は新しく中国の学校と提携を始めました。それを受けて5日制の生徒を対象に留学生徒を募集し、多くの希望の中から、選考により6名が中国への短期留学に行ってきました。
中国の無錫市は上海の西にあり、日系の企業の多い街です。今回は日本に興味を持つ6名の中国の生徒の家にホームステイという形で、留学をしました。もちろん本校から行く6名は中国語を話すことができません。行く直前まで、不安でいっぱいでした。ところが現地についてみると、歓迎ぶりにそのような不安は吹き飛び、英語、日本語、中国語が入り乱れる中、授業やホームステイを楽しみ始め、引率の教員も頼もしく思うことができました。 中国の生徒は朝7時20分から17時までしっかり授業を受けており、勤勉なイメージを持ちましたし、少しでも日本語を吸収しようと積極的に本校生徒に日本語で話しかけてくれました。本校生徒も日本とは異なる文化を目の当たりにし、交通マナーの違い、ご飯の食べ方の違い、トイレの事情の違い、などなど自分が当たり前と思っていた感覚が、当たり前ではないのだということに気がつかされていました。逆に、マンガや音楽、芸術等については国境を越えて通じ合えることも、交流を通して学んでいたようです。「百聞は一見に如かず」とはよく言ったもの。ある生徒は「行く前と行った後では大きくイメージが変わる国」と表現してくれました。現地で自分が体験することの大切さを再確認した短期留学となりました。
次は無錫外国語学校の6名が1月末に本校にやってきてくれます。ぜひみなさん話しかけてみてください。自分の知らない世界がそこにはあります。
中国はとても温かい人が多く、いい国でした。