3月の第二週、今年度の語学研修に、本校生徒5名が旅立ちました。今回の語学研修先は
カリフォルニア! アメリカ カリフォルニア州の州都、サクラメントです!
関西国際空港からデルタ航空に乗りシアトルで乗り換えてカリフォルニア・サンフランシスコ国際空港を目指します。
入国審査は、シアトルで。生徒たち全員がアメリカははじめて。
英語での入国審査はドキドキでしたが無事完了、喜びのピース写真です。
乗り換えの間初めてのアメリカでのショッピングを楽しみ、2時間のフライトのあとサンフランシスコ国際空港に到着!
サクラメント郊外のステイ先に移動すると・・
ホストファミリーの方々が、お迎えに来てくださいました!
生徒それぞれが二人一組、または一人でホストファミリーのお宅にお邪魔し生活を共にしながら、語学のレッスンを受けます。日本からそれぞれのホストファミリーに生徒たちから手紙を送っていましたが、このときがはじめての対面。生徒たちも少し緊張気味です。
ご近所のピザ屋に移動しての説明会・ウェルカムパーティー。
初めての「ザ・アメリカンピザ」に思わず写真を撮る生徒も。
「先生、何いいよるかぜんぜんわからん・・・。」そんなことを言いながらなんとなく日本人で固まっている生徒たち。
ところがこれが数日後には・・・という話はまた後ほど。
講師のリック先生(写真)とのうちあわせのあと、それぞれの家庭に別れました。明日からは授業がはじまります!
「やっぱり家でも皆何いいよるかぜんぜんわからんかった~」と言いながら朝教室に現れた生徒たち。
教会の一室を借りた教室で、授業が始まります。
「わからん、わからん」と言いながら熱心に授業を受けます。最初は緊張気味でしたが、授業は日が進むにつれ先生にも質問ができるようになりました。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=wr1Z0PSDTos[/youtube]
この日の午後は、地元の高校を訪問しました。案内してくれたのは、地元オークモント高校の生徒会。
いろいろな授業を見学させてもらいましたが、中には飛び入り参加させてくれた授業も・・。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=8B6fjHDaUlc&NR=1&feature=endscreen[/youtube]
見学の後は、並木のパンフレットを見せて今度は並木の生徒たちが並木について説明。体育の授業の「アーチェリー」や「ボーリング」の写真を見せるとオークモント高校生からうらやましい!との声が。近年危険という理由で、カリフォルニアの体育の授業はさまざまな種目が禁止されたそうです。
つたない英語なりにも現地の生徒たちと交流ができた生徒たち。そろそろ英語生活にも慣れてきたかな・・?
このころになると、「何いいよるかぜんぜんわからん・・」というお決まりのフレーズがだんだん出ないように。
実は、関西空港に向かう途中の新幹線の中で、引率教員からこんな話がありました。
「先生は、引率だけれど、通訳ではありません。どう英語で言えばいいのかはいくらでも教えるけれど、せっかくの語学研修、自分で英語を話して、いろんな人と話してみること!」
先生に頼らず、自分で英語にしようというモチベーションが、生徒たちの語学力を格段にアップさせていくのがはっきりと目に見え始めました。
午後は日替わりでさまざまなアクティビティーがありました。
使わせていただいている教会に感謝の意味をこめてのお掃除ボランティア。
教会の裏に設置されている子供用の公園などさまざまなところをお掃除。
アメリカでのボランティアがどれほど重要な助け合いの精神なのか、先生のお話を聞きながらがんばりました。
また、ショッピングモールに実地研修に出た日も!
この数日授業で学んだことをしっかり頭に入れていざ出陣!買い物も、フードコートでの注文も全部自分でやります。
アメリカのフードコートではセットランチでも何と何を選ぶか決めなくてはいけなかったり、チーズの種類やパンの種類など、日本での注文と比べると本当に複雑。全部英語で注文して食べるランチはおいしさひときわです!
サクラメント観光にも訪れました。サクラメントはカリフォルニアの州都。ゴールドラッシュからの歴史がある、古い町並みです。西部開拓当時の駅馬車など、貴重なものも目にすることができました。
授業にアクティビティー、ホームステイファミリーとの楽しい日々・・あっという間にお別れの日。
ホストファミリーが集まってのお別れ会です。
日本語と英語でお別れの歌を披露した後、生徒たちが心をこめて書いた大きなメッセージボードがそれぞれの家庭に手渡されました。
ホストファミリーの方々と涙、涙のお別れ。
「何いいよるかぜんぜんわからん・・」と言っていた生徒たちが、いつのまにかホストファミリーの「またカリフォルニアに戻っておいで!」という言葉にうなづきながら、楽しかった数日間の思い出話を英語で語り合っています。
「せっかく言葉もわかるようになってきたし、仲良くなれたのに・・帰りたくない!」
そんな声があちこちで聞こえます。
全員で記念撮影をし、短かったアメリカ・ホームステイ語学研修は終わりとなりました。
ほんの一週間の語学研修。
それでも生徒たちの英語力は目を見張るほど進歩しました。
二週間たった今でも、参加した生徒たちはアメリカでの楽しかった思い出話ばかり。
新しい家族と、新しい将来の夢を得て戻ってきた日本。
英会話を本格的に習うことにした生徒、進路に英語関係を選ぶことにした生徒・・
参加生徒たちは、今はっきりとした新しい目標を持って、生き生きと毎日を過ごしています。
10代という多感な頃だからこそ、より多くを体で感じ、学ぶことのできた素晴らしい一週間でした。