野球部・サッカー部毎年の恒例行事、夜間歩行。
フェイスブックでは歩行中の様子やゴールをリアルタイムでアップしていました。
今年は先週、並木祭が終わった次の日の夜から朝にかけ、行われた夜間歩行。
安芸津から熊野・黒瀬を通り、本校までの50キロの道のりを歩きます。
まずは出発地点の安芸津研修所にて、監督から諸注意がしっかりと時間をかけて行われます。一年生にとってははじめての夜間歩行、浮ついた気持ちでの参加は怪我や事故につながりかねません。
背中に反射板をつけ、万全に準備をします。もちろん車での救護班が常に同行します。
午後6時30分、参加者全員で出発前の記念撮影、はいポーズ!この笑顔、学校到着の時にもできるかな・・?
山の中を通るコースということで、補助教員とともに真っ暗な道を、隊を組んで歩きます。
下り坂で喜んだと思ったら上り坂、山道のコースはペース配分が大変です。
走りたい!と言いだす生徒もいるのですが、ペース配分も大切なスポーツでの秘訣の一つ。
途中コンビニでの休憩や、夕食など、こまめな休憩をとり体調の確認を取りながらの50キロ。
最初にゴールをしたのは・・
3年花岡くんと一年師橋くんのコンビ!到着時間は予想を大きく上回っての3時半。
実は学校で待機していた教員もあまりの早さに、到着の瞬間の写真は取り逃がしてしまいました!
ニコニコ顔の二人はとっても元気です!
このあと30分ほどで、炊き出しに来られていた保護者の方々の拍手の中を、次々と生徒たちが到着。
怪我もなく、全員が学校まで50キロの道のりを無事に歩ききりました。
歩いているときは必死で気がつかなかった足の痛みに、監督からのねぎらいの言葉がしみます。
監督からの言葉をもらったあとは、みんなが寒く暗い道のりの中、ともし火のごとく楽しみにしていた・・
保護者の方々による、豚汁やおにぎりの夜食です!!
深夜に集合し家庭科室にたくさんの食材を運び込んで作ってくださった豚汁を
おいしいー!と叫びながら夢中で食べる生徒たち。
50キロの行程を無事に戻っての暖かいお夜食、生徒たちも、教員たちも、そして保護者の方々も、心も体もほっこりと温まる瞬間です。
毎年の夜間歩行で学ぶことは、ただの体力づくりというだけではありません。
50キロという道のりを歩ききったという成功体験や、ペースのとり方、周りのものを気遣いながら歩くメンバーシップ、自分たちを見守り支えてくれている方々がいる、という目に見える体験、そういったすべてが「勝つ」精神力を築く大切な基盤となります。
この体験を生かしての力強いプレイを見る日が、楽しみです。