写真がどこだかわかりますか?
広島の高校生なら、すぐに
「平和公園!」と答えられることでしょう。
広島に住んでいるものにとっては、平和公園や平和記念資料館、原爆ドームは、小さいころからたびたび訪れ、学ぶ、平和の象徴です。
ところが他県の人たちにとってのこういった場所は、名前はもちろん知っていても、訪れたことのない遠い場所であり、原爆の被害の詳しい内容もあまり知らなかったりするものです。
これは実は、広島の人間にとってはとても意外なこと。
同じ日本でもそうなら、ましてや海外では・・・
先週の土曜日、英会話部の三年生は、広島文化センター主催「英語で伝えようヒロシマセミナー」に参加しました。
基町高校やノートルダム清心高校、広島大学付属高校など、将来留学を考えている高校生に広島の原爆被害について、英語で説明ができるよう学ぶ機会を、という目的のもと希望高校生が参加しました。
広島の原爆被害について映像を交え英語で学び、実際の英語での表現をみっちりと学んだ二時間。
セミナーを終えた生徒たちは口をそろえて
「参加してよかった。」「本当に勉強になった。」「広島の高校生として、伝えていかなくてはいけないことがわかった。」
と語りました。
原爆から66年、被爆者の高齢化がすすみ、原爆の被害を後世に伝えるのは、いまや次の世代となっています。
広島の高校生たちがしっかりと祖父や祖母たちの叫びを胸に、英語という共通の言葉をもって、日本へ、そして世界へ平和の大切さを訴える役割を担っていく-
並木学院の生徒たちも、その役割をしっかりと今回のセミナーで認識してくれたと思います。