高校の同窓会に行くと、決まって新入生オリエンテーションの思い出話になる・・・・そんな話を時に聞くことがありますが、その過酷さゆえ(?)か、高校入学時のオリエンテーションというのは、何十年たっても色あせない良い思い出になるものです。
並木の新入生オリエンテーションは、似島でのカッター訓練です。
似島といえば美しい海と空の青さがすばらしい場所ですが、残念ながら今年の宿泊訓練時の天候は、雨交じりの曇り。
肌寒い中、カッター訓練が行われました。
まずはカッターを陸から海へと運ぶところからはじまります。
カッター訓練で学ぶもっとも大切なことは、個人としての自分ではなく集団としての自分を自覚し、チームワークを身につけること。陸から海へと船をおろす、という作業だけでも、みんながお互いの力加減を考えながら動かないとうまくはいきません。
いざ海に出るとしばらくは船が思うように動かず苦戦する生徒たち。こいでもこいでもすすまない!!
そんな声がはじめはきこえていましたが、お互いが声を出しながらテンポがあうようになると・・・
思った方角に進むように!
声がそろうと心がそろう・・そんなことが体でわかるようになったカッター訓練でした。
そのほかに、サッカー対戦でも大盛り上がりを見せた今回の宿泊研修。
宿泊研修後は、クラスメイトともすっかりうちとけ、団結力も芽生えてきた一年生なのでした。