昨年の話とはなりますが、12月の22日の夜から23日の朝にかけて、毎年恒例、野球部・サッカー部合同の夜間歩行が行われました。
今年は熊野高校野球部との合同開催、多数の参加となりました。
夕方の5時半に呉市の安浦を出発し、夜明けに広島市中区の並木学院高校を目指し、計48キロを踏破します。
はるばる48キロの旅路を前に、緊張した面持ちの出発式。
歩きだすとすぐに日が暮れるため、夜行の安全テープや寒さ対策など万全の体制で出発します。
途中食事や、コンビニなどで休憩をはさみながらの長い長い夜間歩行。
もちろん教員や応援などが常に生徒たちの状態を確認しながら並走しています。
ときどき見える道路標識が心の道しるべ。
寒い潮風の吹く海沿いの夜を抜けて、ちょうど半分地点の道路標識で はいポーズ!
あれ?意外と元気??
さてそのころゴールの並木では・・
保護者の方々が集まって、着々と朝ごはんの準備中。家庭科室からは温かい豚汁の香りが漂っています。
そしてとうとう、ゴール、並木に到着!
一番早いグループで4時半、遅いグループで6時過ぎに到着しました。
お母さんたちの手作りの朝ごはんの温かさが、冷え切った体に沁みとおります。
夜間歩行を通して生徒たちは、身体的な鍛錬だけでなく、仲間との連帯の大切さや、自分との闘いの厳しさ、そしてそれを乗り越えての達成感を学びます。
昨年一年の総決算となったこの夜間歩行、この体験が、今年訪れるかもしれない様々な困難をはねのける、強さの礎となってくれることでしょう。